整備士のつなぎについてのギモンを徹底解明! 

自動車整備士の仕事は年間を通して室外で行うことが多く、どのような季節でもつなぎを着て作業を行います。冬場はつなぎの中に着こんで防寒対策をしたり、夏場は半袖のつなぎを着用します。整備士にとって必需品のつなぎについて今日はご紹介していきます。

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なぜ、整備士はつなぎを着るのか?

整備士がつなぎを着る一番理由は「車に傷をつけないこと」と「危険をさけるため」です。
つなぎをよく見てみるとチャックなど金属部分を隠すように作られており、作業中に自動車等に傷をつける恐れが少ないです。
上下別の作業着を着用した際はズボンとジャケットに隙間やたるみができ、そのような箇所が機械に引っかかったり、機械に巻き込まれる可能性があります。
上記のことを理由に整備中の作業着としてつなぎは最適といえます。

つなぎはどこで買えばいいの?どんなつなぎがいいの?

少し前まで、特にディーラーの整備士は白色つなぎをを着用することが多かったそうですが、最近では多くの整備工場で、つなぎが支給されています。企業が支給するつなぎのデザインや色はコーポレートアイデンティテイのカラーやロゴを使用する企業が多いと見受けられます。

ですが、もし支給されない場合はどのようなつなぎを選べばいいのでしょうか…?
整備士歴20年以上のベテラン整備士の方に聞いてみました!

「つなぎを買うところは通販かドン・キホーテ(ディスカウントショッピングデパート)を利用する方が多いですよ」
最近は通販でいろんな種類のつなぎが買えるため、オンラインで購入をする方も多いんですね。
通販で買うと質感が分からず、自分の求めているものなのか不安…という方はドン・キホーテ(ディスカウントショッピングデパート)で実際につなぎの種類を見てから購入する良さそうです。

つなぎのサイズ感については、一般的には一回り大き目の少しダボっとしたものを着る人が多いようです。ダボっとしていると作業中に車の機械や工具引っかかる可能性もあるため、人によってはぴったりしたデザインを好む方もいます。
購入前に色んなサイズのつなぎを試着して、作業中の動きを想定した上で着用するつなぎを決めたほうが良いでしょう。

つなぎを洗う頻度は?

つなぎを洗う頻度については人や企業によって異なります。
クリーニング会社と提携して経費で週に数回出してくれる会社や、会社の洗濯機で社員の分をまとめて洗う企業など様々です。急に足りなくなった場合や会社のルールによっては、自分で洗うこともあるでしょう。
自分で作業着を洗うことになった場合、油汚れを取るのに一苦労するかもしれません。油汚れは普通の石鹸では落ちないため重曹・電解性アルカリ水で一度汚れを落としてから普通の洗剤で洗うときれいに落ちるそうです。

つなぎ以外にアクセサリーは身に着けていいのか??

基本的に、自動車整備士は作業中はすべてのアクセサリーを外して整備をします。
特に指輪などは車とぶつかると擦れて傷になってしまう危険があるからです。
また、時計やブレスレットなども車を傷つける可能性があります。
ネックレスなどは思わぬ事故につながる危険もありますので作業中は外したほうが良いでしょう。

おすすめのつなぎ

つなぎといっても沢山の種類がありますので、ここで定番のつなぎの紹介をさせていただきます。

【1】オートバイ印
ディーラー系や、昔ながらの工場ではこのつなぎが多く使われています。

【2】ディッキーズのサロペット
サロペットは夏は着やすく、上着も選べるため自分の好きな着こなし方ができます。
趣味で車をいじる方で、ディッキーズのサロペットを着用するという方もいらっしゃいます。

まとめ

今日はつなぎについて紹介させていただきました。

つなぎが支給されるか否かは自動車整備工場、各ディーラーによって異なりますが、転職などに伴い新たに自分で準備するとなるといろんな種類がありどんなものを購入すべきなのかわからなくなってしまいますよね。着用するものにこだわりがある場合は支給されるのはどんなつなぎか、洗濯はどのくらいの頻度でどのようにするのか事前の面談で聞いた方が良いかもしれません。自分から聞きづらい場合は転職エージェントを通して確認することもできます。自動車業界の転職をお考えの際は、ぜひクルマヤドットネットをご利用ください。