【整備士の履歴書】簡単で分かりやすい書き方ガイド!

自動車整備士の方が転職する際に最初にぶつかる壁は”履歴書の作成”です。
履歴書の中で一番大切なことは、「希望企業へ入社したい」という気持ちが伝わるように書くことがとても大切です。
履歴書や職務経歴書はあなたの第一印象を決める書類であり、あなたが今まで培ってきた経験をアピールできる書類となっています。
履歴書の上手な書き方を知っておくと、気持ちにもゆとりができますし、どの企業に応募しても応用ができます。

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履歴書を書く時のルール

履歴書には色々な種類がありますが、”社会経験があり、同業種・職種への転職を考えている方”にはJIS規格(日本産業規格)の履歴書が最適で、履歴書のサイズはA4サイズが好ましいです。

A4サイズが好ましい理由として、以下のようなことが挙げられます。「①用紙が大きく見やすいことで、記入欄が増え自分をアピールしやすくなる②一般的な職務経歴書のサイズはA4なので、履歴書のサイズも合わせることで応募書類がみやすくなる」

履歴書を手書きする際は必ず黒のボールペンを使用し、書き間違えた場合は修正テープや修正液を使わないで新たに書き直すようにしましょう。

履歴書の書き方(基本情報)

<1>日付

面接にもっていく際は面接日を記入し、郵送する場合は郵送日を記入しましょう。
西暦・和暦はどちらでもOKですが、生年月日などの項目を書き方はそろえるようにしましょう。

<2>氏名

姓と名の間に少しだけスペースを空け、大きく丁寧に書きましょう。ふりがなの箇所について、「フリガナ」と書かれている場合はカタカナで、「ふりがな」と書かれている場合はひらがなで書きます。

<3>写真

3カ月以内に写真館やスピード写真機で撮影した写真をのりで貼り付けましょう。服装はスーツ着用が望ましいです。写真のサイズはタテ4cm×ヨコ3cm。はがれてしまったときのために、写真の裏にボールペンで名前を書いておきましょう。

<4>生年月日

自分の生年月日を記入してください。年齢は提出日の年齢です。
西暦・和暦は履歴書の提出日の書き方と合わせましょう。

<5>現住所

郵便番号の記載が必要な際は、郵便番号も記入しましょう。住所は都道府県名から書き、アパートやマンションに住んでいる場合は建物の名前と部屋番号(✕✕✕号室)まで記入します。郵便番号の記入も忘れないようにしましょう。

<6>電話番号

最も連絡の取りやすい電話番号を記入しましょう。
固定電話をもっていない人は携帯電話の番号のみで大丈夫です。

<7>メールアドレス

最も連絡をとりやすいメールアドレスを書きましょう。携帯電話とパソコンのどちらのメールアドレスでもかまいません。企業からのメールが迷惑メールに入らないように事前に設定を確認しておきましょう。

<8>連絡先

現住所に書いた住所とは違う場所に連絡して欲しい場合は、その住所を記入します。特になければ「同上」でOKです。

履歴書の書き方(学歴と職歴)

<1>学歴

1行目の中央に「学歴」と書き、高校卒業からの学歴を記入します。
学校名は正式名称で書くのが決まりです。高校は「高等学校」と書くようにしましょう。学部や学科がある場合は、学校名の横に記入します。中退した人は、「入学」の次の行に「中途退学」と書きましょう。

<2>職歴

学歴の記入が終わったら、その下を1行空けて、次に職歴を書き始めます。
学歴同様、まずは中央に「職歴」と書き、これまでに勤めた会社を記入します。会社名も正式名称で書くのが履歴書の決まりです。企業名を書く際は、「(株)」ではなく「株式会社」と書くようにしましょう。最後の行には「現在に至る」、その次の行の右端に「以上」と書くのが決まりです。
派遣で働いていた人は派遣元の会社名と、派遣先の会社名の両方を記入する必要があります。
会社名の隣にかっこ書きで(板金)(塗装)などといったように具体的な業務の名前を書くと入社後のミスマッチが起きることを避けることができます。

履歴書の書き方(資格)

資格、免許は基本的に保有しているものを全て書き、資格を記入する際は必ず正式名称で書きましょう。
※例:運転免許=普通自動車第一種運転免許、整備士2級=ニ級ガソリン自動車整備士、ニ級ジーゼル自動車整備士 など
資格取得日は西暦・和暦どちらでもよいですが、履歴書の提出日と生年月日の書き方と合わせましょう。
また、3級整備士の方は2級整備に比べて不利になります。
いつ頃2級を受験できるのか、2級を取得する意思はあるのかを明確に記載しましょう。
3級整備士のみの保有でも2級取得の意思があれば、採用に良い影響を与えることが出来ます。

履歴書の書き方(志望動機)

志望動機は職歴と同じくらい採用担当者が重要視する項目です。特に異業種からの転職の方は履歴書の中で最も重要なポイントとなります。
整備の仕事と言っても、タイヤ交換やオイル交換などの無資格でも行う事の出来る業務から、エンジンの分解や整備、ブレーキパッドの交換、架装などの資格や経験が必要になる業務まで、様々です。
採用担当者は経験年数だけではなく”どのような整備の経験があるのか”も注目しているポイントなのでしっかりと志望動機や自己PRが伝わる様に考えて書くようにしましょう。
面接でもこの項目に関して必ず質問されます。また、志望動機は必ず面接で聞かれます。書いたことはしっかりと暗記しておきましょう。

履歴書の書き方(その他)

<扶養>

配偶者の有無、扶養義務を必ず記載しましょう。
配偶者が働いていない場合や、配偶者の年収が103万円を超えていない場合は扶養義務「有」、配偶者の年収が103万円以上の場合は「無」を選びます。「扶養家族数」欄は、夫や妻以外で年収が103万円以下の家族(子どもなど)の人数を書きましょう。

<通勤時間>

家から会社に行くまでにかかる片道の時間を5分単位で記入しましょう。
(例)14分→15分、26分→30分

履歴書が完成したら、誤字脱字がないか、年月に間違いがないか、西暦・和暦がそろっているか、空欄がないかを確認して提出しましょう。
面接では履歴書の内容について聞かれることもあるので、コピーを取って見直せるようにしておくと安心です。

まとめ

転職をする際、必ず履歴書と職務経歴書が必要になります。ぜひ、履歴書の書き方から志望動機の添削をクルマヤドットネットのキャリアコンサルタントにご相談ください。