電気自動車の整備に必要な資格
現在、電気自動車の整備に特化した国家資格はありません。そのため、整備に必要とされる資格は、一般的なガソリン車の整備同様、自動車整備士資格のみとなっています。
ただし、電気自動車に使用されているバッテリーはガソリン車に比べて電圧が高いことから、電気自動車の整備は厚生労働省が定める『低圧電気取扱業務』に該当することとなり、業務従事者は『低圧電気取扱業務特別教育』を受講することが必須とされています。
この特別教育は必須講習項目とされており、低圧電気に関する適切な知識を学ぶことで業務中の感電事故などを防止する目的がありますので、漏れなく受講するようにしてください。
電気装置に関する知識を深めたいなら
その他に、近年需要が高まっている『自動車電気装置整備士』という資格があります。これは、特殊整備士に分類される、自動車の電気装置を専門とした国家資格です。
必ずしも取得が求められている資格ではありませんが、電気自動車が急速に増加する昨今、電気装置の点検・修理・改造のスペシャリストとして活躍できる資格ですので、整備士としてのキャリアアップのひとつとして、目指してみるのはいかがでしょうか。
電気自動車に携わる仕事
資格がなくても、電気自動車やハイブリッド車等の整備に興味があるなら、関連技術を身に付ける環境が整った整備工場を見つけることが大切です。実際に車に触れながら実践を積むことで、より専門的なスキルを伸ばしていくことができるでしょう。
▼参考求人情報:ハイブリッド技術を身に付けよう!
【山梨県都留市】自動車整備士_ハイブリッド技術を身に付けよう!
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電気自動車のこれから
国際社会は、SDGsのひとつの目標としても掲げられている温室効果ガスの削減に積極的に取り組んでおり、そのような背景から各国で脱ガソリン車・ディーゼル車を目指した取り組みが行われています。日本の自動車メーカーも例外ではなく、2030年には新車販売の55%が電気自動車になると見込まれています。
しかし一方で、電気自動車の普及率がなかなか上がっていないのも事実で、私たちの生活に更に電気自動車が普及するには、まだ解決すべき課題が残っています。 例えば、多くの国で課題となっているのが充電設備の整備と電力供給量です。
日本でも、まだ電気自動車の充電設備は少なく、急激に電気自動車の車両台数が増加すると対応しきれない状況にあります。また、日本では昨今電力不足も問題となっています。この現状から更に電気自動車に必要な電力量を供給していくためには、今後の原子力発電所の稼働や再生可能エネルギーの導入等について、議論していく必要があります。
まとめ
今回は、電気自動車の整備に必要な資格についてご紹介しました。
現在は一般的なガソリン車の整備と同様の資格で電気自動車を整備することができますが、今後の普及に伴い、将来的には新たな制度や資格が生まれるかもしれません。
自動車の技術が急速に変化する中、整備士としてキャリアアップを目指すなら、新たな技術にも対応できるよう常に情報収集や勉強をして成長していくことが重要となるでしょう。
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