なぜ、整備士は安全靴を履くのか?
自動車整備士が安全靴を履く一番の理由は、足の怪我をしないためです。整備作業中に履いている靴がスニーカーだった場合、誤って工具や重いものを足元に落とした際に足を怪我する可能性があります。このような事故を防ぐために、安全靴を履く必要があります。
また、自動車整備工場内は油や水などで床が滑りやすくなっているため、事故や転倒防止のためにも安全靴を履いておかなければなりません。
靴はどこで買えばいいの?どんな靴がいいの?
安全靴はどれも一緒だと思われがちですが、最近は色んなブランドが安全靴を出しています。自分のスタイルにあった安全靴を探すのが良いでしょう。
安全靴は大きく分けて、2つのタイプに分かれています。
【1】スニーカータイプ
スニーカータイプの安全靴は靴ひもがついていますが、靴ひもが解けづらいように設計されているものが多いため、危険を伴う作業の際に結びなおす手間が減り安全に作業が出来ます。また、スニーカータイプの見た目はシンプルなものからおしゃれなものまで幅広くあるため、職場だけでなく普段使いもでき、履く場所を選びません。スニーカータイプの安全靴で有名なブランドはナイキやニューバランス、アシックスなどがおすすめです。
【2】マジックテープタイプ
マジックテープタイプの安全靴は脱着しやすく、軍手や手袋をした状態でも脱着できるのでとても人気です。また、紐が解ける心配がないため、機械などを扱う現場でくつ紐が絡まる危険性もありません。マジックテープタイプの安全靴で有名なブランドはディアドラや品ぞろえが豊富なワークマンやモノタロウなどで購入するのも人気です。
現役の自動車整備士の方に使用している安全靴について聞いてみたところ、スニーカータイプとマジックテープタイプの着用率は半々くらいでした。どの方も安全靴は2〜4足持っており、ローテーションをして履き替えるとのことでした。
また、車に使われている油等はゴム製品との相性が非常に悪く、普通の安全靴で作業を続けていると劣化し易くなってしまうため、耐滑性と耐油性に優れている安全靴を選んでいるという声もありました。
靴は支給?自分で用意するの?
企業によって異なりますが、大手ディーラーでは企業のカラーに合わせた安全靴が支給されるところが多いそうです。この場合は指定の安全靴を使用することが望ましいため、安全靴は会社の規定に従いましょう。
一方、民間整備工場では、自身で用意して履くことのほうが多いようです。自分で準備する場合は工場内の環境を把握した上で会社の人がどのような安全靴を使っているのか先に確認をした方が良いでしょう。
まとめ
今日は安全靴について紹介させていただきました。
安全靴が企業から支給されるか否かは各ディーラー、自動車整備工場によって異なりますが、転職などに伴い新たに自分で準備するとなるといろんな種類がありどんなものを購入すべきなのかわからなくなってしまいますよね。着用するものにこだわりがある場合は支給されるのはどんなものなのか、支給されない場合はどのような安全靴を履いたら良いのかを事前の面談で聞いた方が良いかもしれません。自分から聞きづらい場合は転職エージェントを通して確認することもできます。自動車業界の転職をお考えの際は、ぜひクルマヤドットネットをご利用ください。