高速道路の交通管理隊員とは?仕事内容は?
高速道路の交通管理隊員は、高速道路を利用する人たちに高速道路を安全・安心・快適に利用してもらうため、24時間、365日定期的に高速道路内の交通管理巡回業務を行っています。
高速道路を利用する際に、事故現場での交通誘導や落下物の回収をしている交通管理隊員を目撃することがあるかと思います。交通管理隊員は高速道路を安全に利用してもらうために、現場を取り仕切り、車の往来が多い高速道路を安全に元の状態へ戻す作業を安全かつ的確に行います。
また、主な仕事内容は事故の処理や落下物の回収だけでは無く、天候に応じて情報板の点灯要請や速度規制表示の要請をしたり、本線通行の支障となる倒木や樹木の伐採、路面の小穴を応急的に補修、台風などの異常気象時に溢れた排水施設の応急的な復旧などがあります。
併せて、道路での巡回作業以外でも、交通管制室のモニターで交通の流れや道路異常の有無を監視し、パトロール隊員に指示をしたり、利用者へ情報提供をしたりします。
必要な資格はあるの?あったら良いスキルは?
必要な資格は普通自動車免許(取得2年以上)のみとなります。
ですが、入社する企業によっては「陸上特殊無線技士」や「火薬類取扱保安責任者」などの取得が必要となる場合もあります。併せて、普通救命講習を受講していると非常事態にも冷静な対処ができるでしょう。
必要なスキルとして、現場において迅速かつ適切に規制器材(発炎筒や矢印板など)の設置ができることが求められます。
事故現場などでは、ドライバーの安全確保や二次被害の防止のため、必要に応じて交通規制を行わなければならないため、交通管理隊員は法律を守る精神と責任感が必要であり、緊急事態にも対処できるための的確な判断力や冷静さが重要となります。
労働環境の特徴
交通管理の仕事は24時間体制で昼間勤務と夜間勤務を交替で行い、ローテーションに合わせて週休二日制がとられています。また、勤務時間中は2人一組で道路パトロールカーに乗り1日に複数回、1度につき2時間程度、高速道路の巡回を行います。
交通管理隊員はいつ緊急事態が発生しても対応できる体制をとっておく必要があるため、常に緊張感をもっていないといけません。
まとめ
今日は高速道路の交通管理隊員についてご紹介させて頂きました。
高速道路では一般の道路よりも高い安全性が求められるため、高速道路の開通距離が伸びるにつれて、道路パトロール隊員は増えてきています。今後も高速道路の開通の推移によっては求人の需要が見込まれます。
ですが、交通管理隊員の求人募集はなかなか多いものではなく、欠員が出た場合にハローワークや新聞、求人広告などを通じて、その都度募集している場合がほとんどです。興味のある企業がある場合はこまめに求人をチェックしたりする必要があります。
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