目指せバイク整備士!バイク整備士の仕事内容と年収を紹介!

いつの時代も、根強い人気を保持しているバイク。その背景から、バイク整備士は近年でも需要の高い職業です。自分のバイクを、カスタマイズしてメンテナンスを行うなど、趣味のひとつとして楽しんでいる人も多くいるのではないでしょうか。 一方で、不具合や故障が起こったときに頼りになるのは、プロとして働く「バイク整備士(二輪自動車整備士)」です。 ここでは、バイク整備士を目指す上で知っておきたい、仕事内容や、気になる年収について紹介しています。さらに、バイク整備士に必要となる資格の種類や、資格取得の条件まで詳しくお伝えします。

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バイク整備士の仕事内容と収入

バイク整備士の仕事は、車体の整備以外にもあり、その内容は多岐にわたります。また、年収は業務内容によって大きく差があるため、転職前に確認しておきたいところです。

主な仕事内容

バイク整備士の主な仕事には、以下のようなものがあります。

  • バイクの点検や整備
    ⇒日常の点検業務以外にも、故障時の整備対応なども行います。
  • 原付バイクから大型バイクなど広く対応
    ⇒自動車のように、バイクもサイズやメーカーなど車種が多岐にわたります。幅広い車種に対応する必要があります。
  • 店舗によっては販売や買取を行うところも
    ⇒買取や販売業務も行っている場合、査定や販売接客などの業務を兼任する場合もあります。

主流となる仕事は、上述した内容ですが、ディーラーや中古車販売ショップ、整備工場など、職場によって業務内容に違いがあります。また、資格の有無によって、対応できる整備業務の範囲も異なることが考えられます。

収入

バイク整備士の収入は、行う業務や勤め先の業種によって大きな差があります。転職や就職を検討している場合は、業務内容と合わせて確認しておきましょう。

  • 基本的な整備のみのバイク整備士
    年収約180万円~250万円
  • 車検や分解も行うバイク整備士
    年収約300万円~約400万円

車検や分解整備を行えるのは「認証工場」や「指定工場」として認められた工場です。指定のない工場では、日常の点検やチューニング、カスタマイズなどの業務が中心となります。

車検や分解整備を行うバイク整備士の年収が高いのは、それらの業務を行うには資格が必要になるためです。

しかし、基本的な整備のみを行うバイク整備士でも、車両販売を兼任している場合、給与が高くなる可能性があります。就職先によっては、販売実績に応じ、基本給にインセンティブを上乗せされることがあるからです。

同様に、バイク保険の販売を行っているなど、整備だけでなく営業や接客業務を求められる職場も多くあります。

バイク整備士になるためには

ここでは、バイク整備士になるために必要な資格について紹介します。

無資格からでも、バイク整備士を目指すことは可能です。しかし、資格があることで採用に有利になることや、待遇面で優遇が受けられることもあるため、取得を目指すメリットは多岐にわたります。

二輪自動車整備士の資格が必要

バイク整備士になるには「二輪自動車整備士」の資格が必要になります。資格がなければ、整備・修理などの高度な整備業務が行えないからです。

そのため、求人募集でも「二輪自動車整備士の有資格者を歓迎条件」としているところは多くあります。

資格取得を目指すには、養成施設や職業訓練、自動車関連の専門学校を卒業している必要があります。卒業していない人でも、認定工場もしくは指定工場で「1年間の実務経験」を積めば受験資格を得ることができます。

無資格者でも整備士見習いや工員として実務経験を積み、資格取得を支援している企業もあります。就学には費用がかかるため、就職して給与を得ながら技術を学び、試験にチャレンジする方法もあるでしょう。

卒業する学校や在籍していた学科によって、受験資格を得るためにかかる教育時間に、違いがある点には注意が必要です。また、自動車大学校や専門学校、養成施設では、卒業と同時に「実技試験が2年間免除される」利点もあります。

バイク整備士の種類

バイク整備士の資格の種類には、以下のようなものがあります。

■3級二輪自動車整備士

  • 受験資格
    3級整備士養成講座の課程を修了している
    認証工場・指定工場で1年以上の実務経験がある
    機械工学科卒で、6カ月以上の実務経験がある
  • 資格取得で行える業務
    二輪の基本的な整備(オイル交換やタイヤ交換など)
    1級、2級資格取得者の指導の元であれば、分解整備なども可能

■2級二輪自動車整備士

  • 受験資格
    2級整備士養成講座の課程を修了している
    3級養成講座を修了し、3級取得後2年以上の実務経験がある
    機械工学科卒で、3級取得後2年(高校)または1年6ヶ月(大学)の実務経験がある
    3級取得後、3年以上の実務経験がある
  • 資格取得で行える業務
    分解整備や点検整備を含む、ほぼ全ての整備業務を1人で行うことが可能

■1級二輪自動車整備士

  • 受験資格
    1級整備士養成講座の課程を終了しているる
    2級取得後、3年以上の実務経験がある
  • 資格取得で行える業務
    2級と同様に、ほとんどの整備業務を1人で行うことが可能
    ※1級試験は一度も行われたことがなく、実質的には2級二輪自動車整備士が最上位

バイク整備士に必要な免許は、二輪自動車整備士だけではありません。納車や車検場への車両輸送業務もあるため「普通自動車免許」や「大型二輪免許」を必要とする求人もあります。

また、車検を行うには「自動車検査員」の資格も必要になります。自動車検査員の資格は、四輪だけでなく、二輪の車検を行うことも可能です。

さらに、バイク保険などを扱っている職場であれば「損害保険募集人(自動車保険単位)」の資格も役立つため、整備以外の業務に関係している資格の取得も検討してみましょう。

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まとめ

バイク整備士(二輪自動車整備士)は、自動車整備士同様に国家資格のひとつです。バイクに乗る人の命を預かる車体のメンテナンスを行うため、高度な専門知識と豊富な経験が必要になります。

一方で、未経験でも経験を積むことで、「受験資格が得られる職業」であるといえます。また、年齢制限もほとんどなく、何歳からでもキャリアをスタートすることができるのも魅力のひとつです。

また、無資格でも就職は可能ですが、キャリアアップを目指していくのであれば資格取得は欠かすことはできません。

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