ロードサービス隊員とは?
ロードサービスとは、車のトラブルが突然起きてドライバーが困ったときにいつでもどこでも通報を受ければ駆けつけてくれる頼れるサービスです。
事故のみならず、車両や電気系統などの不具合により、車が自力で走行できなくなった場合などにも現場に駆けつけて車の応急処置やサービスをしてくれる方たちをロードサービス隊員と呼びます。
車両トラブルの多くはバッテリー上がりやキー閉じ込み、タイヤのパンクなどの車の急なトラブルに対応してくれる心強い味方です。
勤務形態は?1日どれくらいの件数をこなすの?
まず初めに勤務形態についてですが、車に関する事故やトラブルは24時間365日起こるので、ロードサービス隊員は日勤と夜勤に分けられたシフト制で働いています。
出勤時は基本的に一日中外に出て救援対応を行っています。1日に対応する件数は平均して5~7件程です。
どんな仕事内容なの?
主な仕事の流れは下記の通りです。
1.保険会社の救援コールセンターから指令を受け、救援が必要なお客様の元へ向かう
2.お客様の車両の状況を見て、車両トラブルを解決をする
とてもシンプルな業務内容のように見えますが、現場に到着後、車両を見たうえで瞬時に車体の不具合原因を見つけるスキルを要します。また、道中を急ぐお客様に対して、解決にどれくらいかかるのか、どの程度の不具合なのかを伝える必要がありますので正確な判断と作業効率にかかる時間の大まかな時間算出ができることが求められます。
また、大事な車両に不具合が生じるのはお客様に取って非常に不安になることです。お客様を安心させられるような声掛けやコミュニケーションも必要になります。
資格は必要?
ロードサービス隊員は車を運転して現場に行くため、普通自動車免許(MT)が必須となっています。
それ以外に優遇される資格は中型免許・大型免許・特大車・特殊車両などで、業務内でレッカー車を操作する場合は小型移動式クレーン、玉掛、大型、けん引免許も持っていると仕事の幅が広がります。
また、自動車整備士資格を持っていると、お客様の車体に起こったトラブルを瞬時に把握した上で必要な整備を的確に処理することができるので、整備士免許を持っている方には向いている職業になります。
企業によっては、資格をもっていない方に資格取得支援制度を設けているところもあります。
また、資格によっては手当が支給される場合もあるので仕事探しの際にはよく確認をしておきましょう。
まとめ
本日はロードサービス隊員についてご紹介させていただきました。
ロードサービス業は車を通して困っている人を助けられ、自動車整備士としての知識や経験が活かせるため、自動車整備士の転職先としてやりがいを見いだせる職業です。
現場ではお客様とのコミュニケーションも必須となりますので、人と話すことが好きな人にも向いている職業かもしれません。
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