【自動車業界転職】観光バスの運転手になるには?資格は必要?

観光バスは旅行会社が運営するパッケージツアーや学校の修学旅行、会社の慰安旅行等に利用されることが多くあり、路線バスとは異なり観光地に行く乗客を乗せて観光地を巡るバスのことを指します。 本日は観光バスの運転手はどんな仕事をするのか?バスの運転手になるためには資格は必要なのか?などをご紹介させていただきます。

この記事は約4分で読み終わります。

観光バスの運転手ってどんな仕事をするの?1日のスケジュールは?

観光バスのドライバーの主な仕事はバスを運転し、乗客が目的地とする観光地へ行くことです。旅程内では添乗員の方やお客様と接する機会が多くありますのでコミュニケーション能力があるととても良いと言われています。

会社や添乗するコースにより異なりますが、一日のスケジュールは下記の通りとなっております。
【1日のスケジュール】
① 出社・アルコールチェックと運転免許証のチェック
  運転手の体調確認
② 添乗員の方と当日のコースとルートの確認
  交通状況の確認、渋滞が発生している場合は迂廻路の確認
③ お客様を迎えにバス出発場所まで向かう
④ バス出発場所へ到着
  再度、ルートと渋滞情報の確認
⑤ お客様搭乗開始
  荷物の詰め込み及び点呼確認
⑥ 観光地へ出発
⑦ バスの運転及び観光地にて乗客対応
⑧ 観光地から出発地点へ戻り、お客様の下車対応
⑨ 車内の忘れ物などを確認した上で会社へ戻り、業務報告書の提出し退社

バスの走行中は決められたルートを遵守する必要があり、運転技術はもちろんのこと交通状況を予測した上で迂廻路への切替も咄嗟に出来るようにする能力も必要とされます。
また、会社により異なりますが、バスを運行する前に車両点検が必要となる場合があり、その際はエンジンやタイヤなど車体に不具合が起きていないか確認した上で乗務を開始します。

観光バスの運転手に必要な資格や条件は?必要なスキルは?

観光バスの運転手になるためには「大型二種免許」が必須となるため、大型二種免許を取得していない方はご自身で取得をするか、会社の養成制度を活用して取得する必要があります。
併せて、観光バスの運転手になる際は下記条件も必須となります。

・満21歳以上
・普通免許、準中型免許、大型免許、大型特殊免許のいずれかを取得していて、その運転経歴が通算して3年以上の方
・色彩識別能力:赤色・青色・黄色の識別ができること
・深視力:三桿法の奥行知覚検査器により、2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下であること。
・聴力:両耳の聴力(補聴器により補われた聴力を含む)が10メートルの距離で90デシベルの警報器の音が聞こえること。

また、必要なスキルとして、事故を起こさないように運転をすることはもちろんですが、急発進や急ブレーキなどを避け、車体の揺れが少ない丁寧で安全な運転を心掛けることが大事です。
観光バスには色々なお客様が搭乗しますのでどんなお客様が来ても、丁寧に接し気配りを忘れずに対応できるととても良いでしょう。

観光バスの運転手のメリットとデメリットは?

次に観光バスの運転手になることによって生じるデメリットとメリットを紹介させていただきます。

<デメリット>
観光バスの運転手の繁忙期は世の中が休みの間(お正月・GW・お盆休み等)になりますので、その時期に休むことは難しいと言われており、カレンダー通りのお休みを取ることは出来ません。また、事前にシフトを組んでいるため急な欠勤は難しく、代役を立てる必要があります。
<メリット>
基本的に長距離の運転となるので運転が好きな人には向いているお仕事です。
また、観光バスの運転手は季節によって巡回コースが異なる可能性があり、ルーティーンワークになりづらいため常に新鮮な気持ちで仕事に挑むことが出来ます。
併せて、観光バスで有名な観光地を訪れることが出来るので旅行の好きな人にとっては天職とも言える仕事かもしれません。

まとめ

本日は観光バスの運転手についてご紹介させて頂きました。
運転が好きな方や旅行が趣味の方には好きなものを仕事にすることが出来る可能性があります。また、観光バスの運転手を経験した後は路線バスや送迎バスの運転手に転職をすることも可能なため、バスの運転に興味があったり、運転手としての転職を考えている方にぜひお勧めしたい職業です。
自動車業界での転職活動では、あなたの経歴を踏まえた上で、よりよい企業を紹介してくれる転職エージェントを利用することをオススメします。クルマヤドットネットでは、履歴書や職務経歴書の添削はもちろん、自動車業界に精通したキャリアコンサルタントがあなたとの面談を踏まえ、あなたに合った職場を探してくれます。企業に直接聞きづらいことなどもコンサルタントを通して質問をすることができます。自動車業界への転職の際はぜひ、クルマヤドットネットにご相談ください。