中古車ディーラーの営業の仕事内容は？新車ディーラーとの違いについても解説！

求人の中でも求人数が多いのが車業界の求人で、なかでも販売系の求人数はかなりの数があり、多くの転職者がディーラーに転職をしていますが、今回は車業界のなかでも中古車ディーラーへの転職を考えている方向けに仕事内容や新車ディーラーとの違いについてご紹介します。

1 中古車ディーラーの仕事内容
- 1.1 中古車ディーラーの営業の仕事とは
- 1.2 新車ディーラーとの違いは？
2 中古車ディーラーはどのくらい稼げる？
3 中古車ディーラーの営業の大変さややりがいは？
- 3.1 大変なこと
4 やりがい
5 中古車ディーラーの営業に求められる人材は？
6 中古車ディーラーの営業になるには資格が必要？
7 中古車ディーラーの営業の求人はどうやって見つける？
- 7.1 転職エージェントを利用する
- 7.2 求人サイトで探す
8 まとめ

中古車ディーラーの仕事内容

ディーラーといっても新車を扱うディーラーと中古車を扱うディーラーがあり、それぞれ仕事の内容が違います。では、中古車ディーラーの仕事内容と新車ディーラーとの違いをご説明します。

中古車ディーラーの営業の仕事とは

・仕入れ
中古車ディーラーの場合は、販売をするのが中古車になりますのでまずは仕入れをして商品を作らなくてはいけません。
会社の規模によって違いはありますが、販売営業でも業者のオークションや中古車買取などをして商品の仕入れに携わる事もあるようです。

中古車ディーラーの場合は、販売をするのが中古車になりますのでまずは仕入れをして商品を作らなくてはいけません。

・車の値付け
上述した仕入れをした中古車を商品として売る際の値付けを営業がすることもあるようです。値付けといってもお客様が購入する値段でありながら、会社に利益がでるようにする必要がありますので、先輩や上司などの値付けの仕方などから学ぶ必要がありそうです。また仕入れから商品になるまでにメンテナンス等をしている工数や費用がかかっている事も理解する必要があります。

・中古車販売
営業職ですのでこちらは想像している通りの仕事内容になります。お客様に商品である中古車を購入をしていただく為に接客をする業務です。とはいえ、中古車の場合は、新車とは違い一つとして同じ条件の車はありません。一物一価になりますので商品自体に興味を持って来店したお客様に接客をすることが多いと思いますので、仕入れ、値付け、販売を通して商品に対しての知識をしっかり付けて接客をしなければ販売をすることは容易ではありません。

・アフターメンテナンス
中古車を販売した後の車検や故障修理といったフロント業務も営業職の仕事になります。ですが、商品を遠方から購入したお客様なども新車ディーラーに比べて多くなりますので近隣のお客様などの場合に限られる事もあるようです。

・点検
点検に関してはアフターメンテナンスにも含まれますが、新車を購入をした際と中古車を購入をした際の点検の重要性や頻度としては、中古車を購入した際の方が気にかけなくてはならないですよね。ですので、お客さまが購入した車が大きな故障をする前にしっかりと点検をして早期発見ができるようにアテンドすることも仕事の一つです。

新車ディーラーとの違いは？

新車ディーラーと中古車ディーラーの違いはいったいどんな所にあるの？と疑問を持っている方もいらっしゃると思います。ですので、新車ディーラーと中古車ディーラーの違いを簡単にご紹介いたします。

・中古車ディーラー
上述した仕事内容となりますが、仕入れを行い、車を商品化をさせて、販売をするというという流れになります。メーカーに属していないので様々なメーカーの車を販売することになります。
また、販売エリアに関しても限りがないので様々な都道府県のお客様とやりとりをすることも多いのが特徴です。
求められることとしては一物一価になりますので需要がある方をしっかりと自社の商品に引き込むことが求められます。

・新車ディーラー
では、一方で新車ディーラーはどういった内容なのかをご紹介します。
新車ディーラーは各メーカーと特約店契約を結んでいるので、特定のメーカーの車のみを販売をすることになります。
販売エリアに関しても、各メーカーがエリアマーケティングをしているので店舗毎に与えられたエリアに対してマーケティングをしていくことになります。
ですので、店舗のあるエリアで過去に購入をしていただいたお客様などに対してDMやメンテナンスなどを行った際などに新車を購入をアプローチをしていくことになります。
中古車ディーラー以上にお客様との関係性を築く必要性があります。

新車ディーラーではメーカーブランドを扱い、中古車ディーラーでは一物一価である車を扱うかといった違いがありますので、どちらを販売をしたいかなどで転職先を決めるのも良いかもしれません。

中古車ディーラーはどのくらい稼げる？

中古車業界の平均年収は約450万円程となっており、平成29年度の国内の平均年収が440万円程になりますので、少しだけ平均を上回る水準となっています。

参照：国税庁　平均29年分民間給与実態統計調査結果について
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/minkan/index.htm

とはいえ、一般的な給与体系は、基本給があり各種手当がついてとなりますが、中古車ディーラーの場合は、基本給は少し低めに設定されていて、実績に応じてインセンティブによって加算されるという報酬制度が取れていることが多いようです。
ですので、販売台数が多ければ多い程、年収が上がっていきますので個人の成果次第ということになりますので営業力に自信がある方にはおすすめの職種です。

中古車ディーラーの営業の大変さややりがいは？

中古車ディーラーの仕事内容をお話させていただきましたが、実際どういったことが大変なことがあり、どんなことがやりがいなのでしょうか。

大変なこと

・ノルマがある
必ずしもではありませんが、販売ノルマなどがあることが多いようです。営業職ではノルマや目標などがある職種が多いので、前職で営業などの職種についていた方であれば大変と感じることではないかもしれません。

・お客様から厳しいクレームを受ける
クレームを受けることはどういった職種でも皆無ではないと思いますが、車業界は販売する商品が機械であることもあり、販売段階では問題なかったことも納車してからすぐに問題になったりすることもあります。中古車ディーラーでは、新車ではないのでトラブルが発生する可能性が高いので時に厳しいクレームを受けることもあるようです。

・土日の出勤が多い
車業界でもディーラーなどのお客様対応がある職種に関しては基本的にお客様のおやすみが多い土日は仕事のことが多いです。その代わり、平日にお休みがあることが多いので他業種の方と休みは合わせづらい可能性はありますが、お出かけの際は空いていることが多いので良い悪いは捉え方次第という所です。

やりがい

・色んな車を取り扱える
メーカーに属していないので、様々なメーカーの車を取扱いができるので知識が増えていくことはやりがいの一つです。

・販売実績に応じてインセンティブがもらえる
営業職の醍醐味かもしれませんが、インセンティブはやりがいであることは間違いありません。いかに年収をあげるかといかに販売台数が伸ばすかという点がリンクをしていますのでシンプルに結果を追いやすいと感じるでしょう。

・顧客と深い信頼関係を築ける
車というのは大きい買い物ですが、車検毎に車を乗り換えをしたりする方がいたりと関係が深まっているお客様がいることも多いのが車業界の面白さでもあります。大きな買い物なので、営業とお客様の関係が良くなければ購入にいたらないことは明確です。簡単ではありませんが、お客様に信頼をされて仕事をすることはやりがいに感じると思います。

中古車ディーラーの営業に求められる人材は？

では、どういった人材が中古車ディーラーに求められるのでしょうか。

・専門性を身につけたい人
車を販売する上で知識は必要な条件になります。その知識を得ようという気持ちがないと中古車ディーラーの営業としては成長できないので、専門性を身につけたいという気持ちがある方は求められている人材でしょう。

・車の知識を活かしたい人
車が好きな方やその他の車に携わる業務をしてきた人にとっては、車の知識が活かせる職になりますので、知識があり、活かして働きたいと考えている方は求められている人材です。

・自分のやりたいことをしたい人
どんな職種でも同じことが言えますが、自発性がある人間であることはいい人材としての重要な条件です。自発的に知識を取りにいったり、上司や先輩との関係性、お客様との関係性を自発的に取りにいけることができる方は求められている人材です。

・売り込むことが得意な人
営業職全般的に言えることになりますが、お客様に商品を買っていただく為には商品の良さなどをしっかりとアピールすることが重要になってきます。初めて会う方に積極的に話をして、商品購入をしていただく為には自身の殻を破る必要もありますのでそういったことができる方は求められている人材です。

中古車ディーラーの営業になるには資格が必要？

では、どういった人材が中古車ディーラーに求められるのでしょうか。

中古車ディーラーの営業になるには基本的には資格は必要ありません。
とはいえ、自動車に関する知識を身に着けておくことで、実際に現場で活きることは間違いありません。

ですがいくつか持っていると就職に有利な資格がありますのでご紹介いたします。

・中古車販売士
一般社団法人であるJUが設定した資格で一般的な販売知識はもちろん、店舗のあり方や接客姿勢なども重要な要素となっており、一定の研修を受講をして試験を通過することが必要です。

・中古車査定士
一般財団法人であるJAAIが設定した資格で、車の状況をしっかりと理解をした上で適正価格を提示することが求められています。
学科や実技などの試験を通過することで得れる資格ですが、受験資格では普通免許を持っていることと自動車の販売又は整備経験が半年以上、協会所定研修を修了という条件がありますので前職も車関係の仕事で条件を満たしている方がいれば取得してもいいかもしれません。

中古車ディーラーに転職をする際はどこで求人を見つけるのが良いのでしょうか。最適な見つけ方をご紹介します。