整備士工具の基本
整備士の工具の基本は下記のような条件に当てはまるものです。
1.整備の作業効率が上がるもの
2.整備する車に傷をつけない安全なもの
3.高価すぎないもの
工具はピンからキリまでありますが、安すぎないものを選びましょう。
支給されたものでも十分というという意見もありますが、自分に合わない工具だと作業効率が下がってしまう可能性もあります。
支給がまったく無く、自分で購入しなければならないという方もぜひ参考にしてください。
工具セットって何がいいの?
工具セットはいろんな種類がありますが、ここでは代表的なブランドを紹介していきます。
1.KTC(京都機械工具)
自動車整備士であれば知らない人はいない大手機械工具専門メーカーです。
自動車専門学校や各社ディーラーでも基本的な工具とされ、日本製で安全・しっかりしてて精度が高いと言われております。多くの整備士が触れたことがあるメーカーの工具です。
2.スナップオン
アメリカ合衆国の大手工具メーカーで多くの整備士の憧れとも言われています。
スナップオンのいいところは?と聞くと皆さん口をそろえて言うのは「永久保証」。
お値段は少々張りますが、その価値がある商品だと言われています。
工具はメッキのはがれに強い加工がされており、頑丈な素材を使用しています。
3.DEEN(ファクトリーギア)
日本の工具専門店のファクトリーギアがユーザーの声を形にしたブランドです。
日本の現場や日本人の手に合うように作られているため非常に使いやすいです。
ここ最近では国内ディーラーで使う工具に採用される程現場での評価も高いです。
自動車整備に欠かせない工具
自動車整備に欠かせない必要最低限の工具は下記の通りです。
・ツールバック、ユーティリティカート
・六角レンチ
・ラチェットハンドル
・ハンマー
・メガネレンチ
・+-ドライバー、電動ドライバー
・ソケット
・プライヤー類
これらの工具は企業から支給をされる場合は別として、最初からそろえないといけない場合は工具を一つ一つ探しそろえていると時間がかかってしまうので最初は一通り入っている工具セットを購入するのをおすすめします。
一通り入っていれば、必要なもの・必要ではないもの・買い足したいものが自分でわかるはずです。
あったら便利な物は?
整備に欠かせない工具を紹介しましたが、あったら便利なものについても紹介していきます。
・マグネットハンド、ピックアップツール
➡整備をする際に手袋をしていると、うっかりネジやボルトを落としてしまうことがあります。
エンジンルームや車体の下などの狭い場所にボルトなどを落とした時に使えます。
・薄刃スクレーパー
➡車検のステッカーをはがす時によく使用されます。ガラスを傷つけにくい種類のものがおすすです。ETCやドライブレコーダーをはがす際にも使用できますので頑丈なものを選びましょう。
・クリップリムーバー(クリップ外し)
➡自動車の内張り(内装)を外すときに使用します。樹皮性のものや角度が大きい物などいろんな種類があるので用途に応じて使い分けましょう。
まとめ
必需品からあったら便利なものまで紹介させていただきました。支給される整備工具は自動車整備工場、各ディーラによって異なりますが、自分で購入するとなるといろんな種類がありどんなものを購入すべきなのかわからなくなってしまいますよね。こだわりがある場合は自分で購入をしてそろえるのが良いかもしれません。整備する際にどんな工具を使っているのか、支給されるのはどんな工具か転職する前に聞いた方が良いかもしれません。自分から聞きづらい場合は転職エージェントを通して聞くこともできます。自動車業界の転職をお考えの際は、ぜひクルマヤドットネットをご利用ください。