【整備士転職】輸入車ディーラーでの業務内容や年収について

整備士として就職する際に国産車ディーラーで働くか、輸入車ディーラで働くかという選択肢が出てくると思います。今回は国産車ディーラーで働いていた方が輸入車ディーラーへの転職はできるのか、業務の違いや年収などについてご紹介していきたいと思います。

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国産車ディーラーから輸入車ディーラーに転職はできるの?業務内容に違いや必要資格はある?

国産車ディーラーで整備の経験を積んだ方であれば、輸入車ディーラーに転職をして活躍することも可能です。

必要資格は最低でも3級整備士資格、2級整備士資格を持っているのが良いでしょう。

併せて、必須条件ではありませんが英語がわかると有利と言われています。理由として、整備の仕事ではメーカーの詳しいマニュアルが英語で記載されていることもあります。英語を読み解くスキルがあれば重宝されるでしょう。

一般的に整備士の間では”輸入車は整備しづらい”と言われることがありますが、車両の整備内容に関しては大きな違いはありません。輸入車は内装・電気・電子系統などのシステムが国産車の規格と異なる場合がありますが、正規の輸入車ディーラーであれば、しっかりと整備マニュアルが用意されてるため、作業をする中で覚えながら学ぶことが可能です。

また、国産車ディーラーから輸入車ディーラーへ転職した際に、輸入車ディーラーで使うための工具を揃える可能性が出てきますので面談の際に工場内に共用工具があるのか、工具の貸与などは行っているのか必ず確認しましょう。

国産車ディーラーと輸入車ディーラーの年収はどのくらい?

車を購入する際、国産車より輸入車の方が割高ですが、現場で働く整備士の給与に違いはあるのでしょうか?
クルマヤドットネットのデータを見てみましょう。

国産ディーラーで働く自動車整備士の初年度平均年収  : 350万円
輸入車ディーラーで働く自動車整備士の初年度平均年収 : 400万円

輸入車ディーラーで働く自動車整備士の平均年収(初年度)の方が高い傾向があります。
上記の金額は初年度の平均年収のため、業界の平均年収と比較すると少し低い金額となっています。勤続年数が短い人や年齢が若い人は、年収面がやや低めのケースが多いためです。
ですが、カーディーラーには定期的な昇給やベースアップがあるため、少しずつ給与が上がっていきます。
また、正規輸入車ディーラーではメーカー資格を設けている場合も多く、その資格を取得することによって△△マイスターや△△スペシャリストの称号が与えられ、資格手当が支給されます。
国産車ディーラー整備士から輸入車ディーラー整備士に転職することによって、給与アップが見込める可能性があります。

輸入車ディーラーの整備士に転職するには?

輸入車ディーラーの整備士に転職するためには、転職サイトや転職エージェントを利用して求人を探すのが良いでしょう。
転職サイトは気軽に応募ができますが、給与や条件などは自分で交渉する必要があります。
「自分で交渉するのはちょっと・・・」という方は転職エージェントを利用するのが良いでしょう。
輸入車ディーラーの数ある求人から希望のものを選別するのは非常に時間がかかります。エージェントはあなたの経歴や経験を聞いた上でスキルアップを期待できる企業をご紹介してくれます。
クルマヤドットネットには車業界各社の事情に詳しい、キャリアコンサルタントが揃っているため、初めての転職の方にも好待遇案件を提案致します。
輸入車を整備したことがない方でも、採用後一から育ててくれる、意欲の高い企業を探すことも可能です。

まとめ

輸入車ディーラーの平均年収は国産車ディーラーと比べ高いため、転職で給与アップを希望する方にはおすすめの転職先のひとつです。
また、新しいことにチャレンジすることが好きな方にとっては、今まで使っていた工具ではなく各メーカーに合わせた工具を使って作業をすることが増えますので日々色々な体験ができるかと思います。