カーディーラーで働く場合、必要な資格は?
カーディーラーでの仕事も多岐にわたります。
今回はカーディーラーにはなくてはならない存在の”営業、事務、整備士”の必要な資格についてご説明いたします。
【営業】
営業の方は基本的に資格は必要はありません。
企業によっては運転免許を必要とされますが、強制でないところが多いです。また、運転は得意ではないけれど、車が好きで営業の仕事に興味があるというお話はよく聞きます。運転が得意ではなくても安全な運転を心掛けている方であれば良いでしょう。
【事務】
事務の方も基本的に資格は不要ですが、一般的な事務作業スキルが求められます。
事務作業はダイレクトメールの送信や顧客リストの管理、商談状況の進捗管理、消耗品の発注など、管理に関する業務も多くあります。そのような業務では、一般的な文書作成ソフトや表計算ソフトのほかにも、業務効率化のためのシステムなどを扱う機会があるでしょう。そのため、多様なツールを使いこなして事務作業を効率的に行うスキルが必要となります。
【整備士】
整備士と聞くと資格がないと就労が出来ないと思われがちですが、資格なしでも行える作業もあります。資格がなくても行える作業は“タイヤ交換やエンジンオイルの交換、板金塗装、洗車、点検車両の引き取り、納車”などです。
分解や点検などの業務は、整備士資格を取得しないと作業に従事出来ません。
持っていると有利な資格は?
ここまでは、必要な資格についてご説明させていただきました。
では、ディーラーへの転職活動に際して持っていると有利な資格はあるのでしょうか??
【営業】
営業をするにあたって、取得しておくと有利な資格は販売士や営業士検定、営業力強化検定などです。これらを取得しておくと、営業について具体的に学ぶことができ、お客様へのアプローチに活かすことができます。
営業職は資格がなくても仕事は出来ますが、車屋で働きたい場合、最低限の車の知識や流行を知っておくほうがいいでしょう。
【事務】
さきほど、一般的な事務スキルが必要と明記しましたが、それ以外にも経理作業に関する最低限の知識があると、対応できる仕事の幅が広がり重宝されるでしょう。簿記検定などの基礎的な知識を身に着けておくと会計の流れや用語が理解でき、仕事が効率的に行えます。
また、マナー検定を受けているとお客様と接する際に丁寧な言葉遣いや身のこなしができるようになるでしょう。
【整備士】
無資格でも整備補助作業が出来ますが、整備をしっかりとやりたい!という方は下記の資格取得をお勧めします。
自動車整備士資格は国家資格で、3級・2級・1級があります。
<3級整備士>
エンジンオイル・ギアオイルの交換、タイヤ交換、点検整備など、各装置の簡単な整備ができるようになります。
<2級整備士>
ほとんどの点検・分解整備、板金塗装の作業が単独ででき、サスペンションやエンジンの分解といった高度な整備も可能です。
<1級整備士>
2級整備士資格よりも1級整備士資格保持者は珍しいです。2級自動車整備士と同等またはそれ以上のレベルの整備業務に加え、リーダーとして後輩の指導・育成に当たるケースも多く、現場のマネジメント能力も必須になります。
この中でも、自動車の専門的な知識や整備技術を保証する資格が、2級整備士資格です。
2級整備士の資格があれば、3級整備士よりもより広い範囲の仕事を行うことができ、作業できる整備範囲が一気に広がるため、整備士のスタンダード資格とされています。
それ以外には、自動車検査員の資格を持っていると非常に有利です。
自動車検査員は、“整備士が行った整備が的確であり、保安基準に適合しているかどうかをチェックする人”です。自社工場内で車検を取ることができる『指定工場』とされる自動車整備工場では検査員資格を持つ整備士が必要なため、2級整備士資格を取得したらぜひ検査員を目指してみると良いでしょう。
まとめ
今日はカーディーラーで働くために必要な資格や有利な資格を職種ごとにご紹介させていただきました。
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