好きな車を形に!「カーデザイナーになるには」

「こんな車に乗りたい」、「こんな内装だったら素敵なのに…」誰しも自分が思い描く車があると思います。好きなデザインを形にしてその車がたくさんの人に愛される夢のような職業が、カーデザイナーです。 今回はカーデザイナーの「仕事内容」や「適している人の特徴」、「カーデザイナーになるための方法」を紹介していきます。

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カーデザイナーの仕事内容

まずはカーデザイナーの仕事内容を説明していきます。カーデザイナーは自動車メーカーのコンセプトに沿って、新しい車を考案する仕事です。洋服と同じように、車にも色や形を考えるデザイナーがいます。それがカーデザイナーと呼ばれる職種です。

主にカーデザイナーは、外観と内装をデザインします。「ひと目見て分かるところ」を考える仕事です。外観をデザインする人をエクステリアデザイナー、内装をデザインする人をインテリアデザイナーと分類して呼ぶこともあります。

外観や内装は、直接お客様の購買意欲に大きく影響する部分でもあるので、各自動車メーカーにとっては非常に重要で核となる立ち位置といえます。

カーデザイナーは、夢のある非常に憧れられる職業ではありますが、実際には採用人数が少なく、とても狭き門といわれています。

カーデザイナーになるにはこんな人が向いている

では、カーデザイナーは車が好きで絵を描くことができれば、誰にでも適している仕事だといえるのでしょうか?ここからは、カーデザイナーに適している人を、資格・スキル・性格の面から掘り下げて見ていきます 。

【資格】カーデザイナーに資格はない

カーデザイナーになるための国家資格や民間資格は存在していません。しかし、デザインの基本を学んだり、ユニバーサルデザインを学んだりするために美術系の専門学校、または芸術系の専門学校を卒業しておくと就職の際に強みとなるでしょう。

また、大学に進学する場合は、アート系や工学系の大学で幅広くプロダクトデザインやインダストリアルデザインを学んでおくことをおすすめします。

カーデザイナーの面接では、ポートフォリオやスケッチを提出を要求されること が多く、資格や学歴よりも経験やセンスが大きく問われます。将来カーデザイナーを目指している人は今のうちから経験とセンスを磨いておきましょう。

【スキル】デザイン力

カーデザイナーという仕事は、じっくり腰を据えて絵を描くだけでなく、ほかのデザイナーやエンジニアとの打ち合わせ中に、デッサンやラフ画をサッと描かなければならないことも多くあります。これらのことから、自然に絵が描ける人はカーデザイナーに向いているといえるでしょう。

また、車は多くの人が乗るため、本位にデザインすればいいのではなく、使う人の気持になって考えられる想像力も重要です。安全性の考慮やすべての人に愛される車をデザインしていかなければいけません。これらのデザイン理論は実践や経験を積むことで培われていきます。

【性格】トレンドに敏感

デザインは流行が大きく関係する分野です。単純に今の流行りではなく、流行を先読みしていく能力が必要となります。

センスも大いに必要ですが、常にアンテナを張って、トレンドの動向や流行の情報を敏感にキャッチしていくスキルを 磨くことが重要です。

カーデザイナーになるには

カーデザイナーは、多くのデザイナーが憧れる花形の職業でもあり、実際にカーデザイナーとして仕事ができる人はほんの僅かです。

実際に求人を見てみても、カーデザイナーの求人はほとんど見かけることがないのが現状です。しかし、自動車メーカーに就職したり、カーデザインを請け負っているデザイン事務所に就職したりといった方法もあります。

ここからは、具体的にカーデザイナーになるための方法を解説します。

デザイン・工業系の専門学校・大学を卒業する

デザイナー未経験からカーデザイナーになるためには、まずデザインや工業系の学校へ入学し基本的な学問を学ばなければなりません。プロダクトデザイン学科やカーデザインの専門学校に入ることがカーデザイナーになる一番の近道です。

これらの学校では、単純にデザイン面だけでなく車の仕組みや耐久性についても学ぶことができるので、より実践的にカーデザインを理解できます。

カーデザイナーは、デザインだけすればいいのではなく、車の機能も追い求めていかなければならない職種のため、車の仕組みや構造、動き方を理解することは 必須です。

カーデザイナーに近い専門職に転職する

何らかの理由でデザインや工学系の学校へ入学できない場合は、デザイン系の専門職に転職してみるのも有効です。デザイン系の専門職に就けば、仕事をしながら実践的にデザインを学ぶことができます。

車関係の職種を希望する場合は、車のマーケティング職やエンジニアもおすすめです。マーケティングは流行や人気の商品を分析するため、デザインのトレンドを追い求めることができます。エンジニアになれば、カーデザイナーと同じく、ものづくりに携わることができるので、カーデザイナーに必要なスキルが身につくでしょう。

このような職種でスキルを磨いていけば、仕事をしながらカーデザイナーに転職するためのスキルを磨くことができますし、就職先が自動車メーカーであれば、部署異動でカーデザイナーになることも将来的に夢ではありません。

今できることをしっかりと向き合って実践する、近い職種でスキルを磨き続けることこそが、カーデザイナーへの道を大きく広げる可能性へとつながります。

車業界の転職エージェントに相談する

どうしても自分ではなかなか自動車業界に飛び込めないという不安がある場合は、転職エージェントに相談することを考えてみましょう。

転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが、あなたの将来像を詳しく聞き、それに沿って目指している職種に近づけるための就職先を的確に提案してくれます。

転職エージェントを利用することで、もしかしたら未経験でも可能なカーデザイナーの転職先を紹介してもらえる可能性もゼロではありません。

現在、さまざまな転職エージェントがありますが、カーデザイナーを目指すなら、自動車業界に特化した転職サイト「クルマヤドットネット」に登録しましょう。

クルマヤドットネットでは、職種や勤務地、フリーワードから簡単に希望の就職先を検索できます。自動車業界に特化した履歴書やスキルシートが用意されているので、今まで上手く自己アピールできず書類選考で落とされていたという方も簡単にアピールしながら応募できます。

もちろん、専任のキャリアコンサルタント が応募する企業に合わせて、書類や面談などの対策をしてくれますので、スムーズに転職活動が可能です。面接時のマナーなど基本的な部分も徹底的にサポートしますので、面接に落ちて失敗続きだという方もぜひ登録してチャレンジしてみてください。

自動車業界に特化して蓄積されたノウハウがあるからこそ、狭き門の職種にもしっかり対応できます。内定後の手続きもキャリアコンサルタントがサポートしますので、安心して登録してください。

まとめ

カーデザイナーという仕事は、夢のある仕事である反面、なかなか求人にたどり着けないことも多いです。カーデザイナーになる夢を漠然と持っていても、進み方がわからなければ次のステップへは進めません。

夢を諦めてしまう前に少し勇気を出して、自動車業界に特化した転職エージェント「クルマヤドットネット」を利用して、確実なスキルを身につけ、夢をつかみ取りましょう。