流行と好奇心を追う!自動車エンジニアの仕事内容

自動車業界にとって欠かすことができない職業といえば、自動車エンジニアが挙げられます。近年では電気自動車をはじめ、ハイブリッドや水素自動車など新しい技術が搭載された車が多数存在していますが、それらを開発しているのが自動車エンジニアです。 今回は自動車業界の中で、縁の下の力持ち的な職業である自動車エンジニアをクローズアップして、仕事内容や自動車エンジニアに向いている人をご紹介します。

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自動車エンジニアの仕事内容

自動車エンジニアの仕事は、デザイナーがデザインした自動車を、何もない0からの状態で走る車へと作り上げる仕事のことを指します。

エンジニアという職業は、ときに開発担当者や技術開発者と言い換えられ、まさに専門的な自動車作りの基礎部分を作り上げる重要なポジションの仕事といえます。自動車エンジニアがいなければ、どんなにかっこいい車をデザインしても、実際に走らせることはできません。

以下は、自動車エンジニアの主な仕事内容です。ご確認ください。

1どのような車を作るのかを決める
2どの部品を使用して作るのかを基本設計を作成
3徐々に具体的な形になるように詳細設計を作成
4開発
5開発が終われば欠陥がないかをテスト実施
6テスト結果による欠陥や不具合を改善

人の命にも関わる車に、設計ミスは許されません。何度も慎重にテストを繰り返し、欠陥がない車を完成させることを求められます。

また、自動車は、定期的にモデルチェンジやマイナーチェンジが繰り返されるので、その度に開発をおこないます。そのため自動車エンジニアがいるからこそ、自動車業界が発展しているといっても過言ではありません。

自動車エンジニアは種類によって仕事内容が変わる

自動車を造るときには複雑な工程があり、たくさんの部品の組み合わせで車が完成しています、その部分ごとに自動車エンジニアが存在します。

例えば、車を部分ごとに大きく分けると以下になります。

・ボディー
・インテリア
・シャーシ
・エンジン
・足回り

これらに分類することができ、部分ごとにエンジニアの仕事内容は変化します。自動車エンジニアはすべての部分を設計するのではなく、担当部分ごとに細かく仕事が割り振られているのです。

どの自動車エンジニアも、「0から1を作る」という点では共通していますが、それぞれ考える部分の業務内容は違います。

また、自動車エンジニアの主な仕事は、「モデルチェンジに関わる仕事」です。モデルチェンジは、車の性能やデザインが大きく変わることがほとんどなので、常に3〜5年後に求められる車を考えていなければなりません。

「どんな車を開発すればお客様に喜んでもらえるのか」、「どんな機能をつければ購入してもらえるのか」、「安全性能はどの程度必要か」など、先を読みながら仕事をするのが自動車エンジニアの仕事であるといえるでしょう。

自動車エンジニアに向いている人

自動車エンジニアは、自動車業界において、なくてはならない存在で、なにもないところから車を作っていく、とてもやりがいのある仕事です。車好きの人にとっては、自らの手で1から車を開発していくのは夢のような仕事と思う方もいるでしょう。

では具体的に、どのような人が自動車エンジニアに適しているのでしょうか。

好奇心が強く、トレンドに敏感な人

自動車業界は日々、目まぐるしく進化している業界です。世界中でITや半導体などさまざまな最新技術が開発されている中、自動車にそのような技術を柔軟に取り入れていくことが質の高い自動車開発につながるため、トレンドを常に敏感にキャッチしている必要があります。

最新技術はもちろん、「珍しい技術にも好奇心旺盛に着目し、自動車業界に流用できないか考えられる人」、「周りが不可能と思うようなことでも果敢にチャレンジして試せる人」、また「それを苦に思わない人」がこれから先の自動車エンジニアに向いているといえるでしょう。

また、ただ単に車が好きというだけでなく、最新の技術を自ら学べる人も向いているといえます。これからの自動車業界でも積極的に導入されるであろう、AI技術やセキュリティー技術、コネクテッド技術など幅広い分野への知識に敏感であることが求められるからです。

コミュニケーション能力が高い人

エンジニアという職業は、一人机に向かって黙々と作業するイメージを強く持っている方も多いのではないでしょうか?自動車エンジニアの場合、ほかの部門の担当者や技術者と細かく連携を取りながら業務を勧めていく必要があるため、コミュニケーション能力は必須です。

自動車エンジニアは部分ごとで開発し、最終的に全体の完成へ導かなければならないので、人と人が親密に関わる機会が多い仕事だといえます。何度も進捗を報告し合ったり、テスト結果から改善点を話し合ったりと、コミュニケーションを取る機会が多いです。

一人でコツコツと研究や作業をするというタイプの仕事は少なく、チームで進めていくような仕事がとても多いため、協調性がとても重視される職業です。

チーム一丸となって、素晴らしい車の開発を目指すことはもちろん、自動車メーカー全体の技術向上を目指し、どんな人ともしっかりとコミュニケーションを取りながら、自分の意見をはっきりといえるスキルが必要です。

自動車エンジニアになるには

自動車エンジニアになるために、担当部門によっては整備士免許は必要です。特別な資格は必要ありませんが、例えば車のボディーやエンジンのエンジニアになりたいのであれば機械学科、制御系やモーター関連のエンジニアになりたいのであれば、電気電子工学系の勉強をして、基礎知識は持っておくほうがよいでしょう。

自動車エンジニアは、エンジニア不足という観点から今後も需要のある仕事です。そして未経験でも飛び込める職業でもあります。

しかし、「未経験で自動車エンジニアに転職するのは不安だ」という人も多いでしょう。自動車エンジニアへの転職に自信がないという場合は、ルマヤドットネットのキャリアコンサルタントに相談してください。

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まとめ

自動車エンジニアは、自動車業界の中でも常に人材不足の傾向がある職種です。今後AI技術も盛んに取り入れられ、よりグローバルに成長すると予想される自動車業界で、0から車を作れる仕事はとても魅力的な職業です。

未経験でも資格がなくても転職できる業種でもあるので、少しでも興味がある方は挑戦してみてください。