女性でもディーラー 営業になれる!現状と求人の探し方について

カーディーラーにおいて、営業接客はとても重要な役割をします。お客様に喜ばれる接客や提案ができる女性カーディーラーは、自動車業界において評価が高まっています。 カーディーラーの業界は、性別関係なく実力主義な世界といえます。そのため、キャリアを積みたい女性が営業職を通して挑戦するのに適した業界です。 ここでは女性でもディーラーになれる可能性と現状、また求人の探し方について解説します。

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女性でもカーディーラー営業スタッフになれる?

一般的に、カーディーラー営業スタッフには男性のイメージがあります。しかし、昨今は女性の社会進出が進み、従来は男性の職業とされていた仕事にも、女性の登用が進んでいます。そのため、女性でもカーディーラー営業スタッフになることができます。

カーディーラーのスタッフには、営業職や整備士、事務職があります。どの職種も性別に制限はないため、女性にも広く門戸が開けています。

女性のカーディーラー営業スタッフっている?

カーディーラースタッフの花形は、営業職です。実際のカーディーラー店舗を覗くと、自動車知識の豊富な営業マンが契約を取ろうと精力的に営業をかける姿が見られます。

しかし、平成29年度こそ女性整備士の人数は微減となりましたが、平成26年~28年にかけて大きく増えており、今後、女性整備士は徐々に拡大していくことが予想されます。

また、カーディーラーに多い整備士も男性が多い職種です。女性の社会進出が進んだとはいえ、世間一般のイメージ通り、カーディーラーは男性が多い業界です。

現状では、男性ほど多くはありませんが、女性のカーディーラースタッフを見かける機会も増えてきました。

事務職を選ばれる人もいますが、営業職や整備士として活躍する女性もいます。

女性のカーディーラースタッフが必要な理由

ひと昔前までは「車=男性」のイメージがありました。しかし、人口減少や所得格差の拡大、消費生活の変化などの背景により、男性を中心に据えたマーケティングでは、自動車が売れなくなってきました。

そこで大きく注目されているのが、女性をターゲットにした自動車販売です。各社、女性が好むデザインや性能の自動車の販売に力を入れており、女性客の目線を理解できる女性カーディーラーの役割は、ますます重要になっています。

営業職の女性スタッフは、女性客に、自分の自動車体験をもとにして運転のしやすさや乗り心地に優れた自動車を提案することができます。また、子どもがいる女性スタッフであれば、ファミリー層に訴求力のある車種を紹介することができるでしょう。

近年は、女性の意見が男性の自動車購入の意思決定に多大な影響を与えているといわれます。女性カーディーラーなら女性の視点ならではの視点からアドバイスができるので「欲しい車があるけど妻が賛成してくれない」と悩む男性客にも満足な提案を行うことが可能です。

女性目線が活かされるのは、自動車の案内だけではありません。店舗の装飾や、土日に多い「試乗会」や「お客様感謝祭」などのイベントでも、女性客に好まれるデザインや演出、催し物を提案することもできます。

また、自動車販売においては、女性ならではの仕事の器用さも重要です。一般的に女性は男性よりコミュニケーション能力に長けています。

とりわけ感受性や共感力に優れているため、お客様との会話の中から、お客様が本当に求めていることや、困りごとを敏感に察知し、最適な提案に繋げることができます。

さらに、女性スタッフがいると、職場の雰囲気が明るくなるというメリットもあります。

また「女性スタッフに見られている」という意識を男性スタッフに持たせることで、女性客から受けのよい身だしなみをするようになるかもしれません。

女性の働きやすさが追及されている職場も多い

近年では、大手企業を筆頭に、女性が働きやすい職場環境作りに取り組んでいる会社も多くあります。

従来は、結婚や出産を機に職場を去る女性が多くいました。しかし、女性の社会進出が進み、女性が安心して働けるよう職場環境を整える企業は増えています。

また、女性の管理職を積極的に登用する試みもなされており、カーディーラーにおける女性の活躍の場は、ますます広がっています。

カーディーラーも女性スタッフが多くなっている

基本的にカーディーラーの世界は男性社会です。仕事を最優先にする考え方や、精神論がまだまだ根強く残っているのも現実としてあります。しかし、そのような環境でも男性社会に飛び込み、成果を上げる女性の働きぶりが高く評価されています。業界における女性の評価が上がるにつれて、女性スタッフを積極的に採用する職場が増えているのです。

女性スタッフの増加には、働き方改革の影響もあります。働き方改革では、長時間労働の改善やダイバーシティの推進が行われ、大企業が多い自動車業界は先進的な取り組みを進めてきました。

その一環として、女性が働きやすい環境作りが行われ、女性を積極的に採用しようという動きが加速しているのです。

「カーディーラーが男性でなければならない」という根拠はありません。従来からの慣習で男性が多かっただけで、本来は性別に関係なく実力ある人が活躍できる業界なのです。

その証拠に女性の方が、営業成績が良い場合もあります。「Honda Cars茨城南店」では、営業経験の無い経理担当の女性が、顧客との地道なコミュニケーションを積み重ねたことで、トップクラスの営業成績を上げたという事例があります。

女性の武器は高いコミュニケーション能力です。新規顧客獲得の場面においては、決して売り込まない雑談が成果を上げることがあります。先述の「Honda Cars」の女性は、地道に顧客とのコミュニケーションを深めていき、やがて顧客の信頼を勝ち取ることができました。

車ほどの大きな買い物では、誰もが購入に対して不安を感じるものです。しかし、スタッフや店舗が信頼されることで、顧客に「あなたのところなら安心だ」と思ってもらえ、購入に繋がります。

男性と変わらない年収になる場合も

多くの収入を得られる仕事を探す女性にとって、カーディーラーは魅力的な仕事です。なぜなら、営業成績に応じてインセンティブがあるため、実力があれば収入を増やすことができるからです。

なかには、男性との収入格差を心配される女性もいます。しかし、現代では、性別によって賃金に格差を設けることは違法とされています。そのため、カーディーラーに限らず、どの職業でも「女性だから収入が低くなる」ということは基本的にはあり得ません。

また、カーディーラー業界は男性文化が根強い世界ですが、実力主義の世界でもあります。そのため、女性であっても営業成績を上げることができれば、男性と変わらない年収を獲得することができます。

女性でもなれるカーディーラー営業の魅力

カーディーラーの仕事には「やりがいがある」ことや「お客様と信頼関係が築ける」といった魅力があります。

成果を上げたときのやりがい

カーディーラーの魅力は、成果主義な点です。

毎月、販売台数などの目標が数値として設定されており、営業職であれば、目標達成すること自体をモチベーションとして仕事に取り組むことができます。

また、多くの会社では努力次第で給料が上がる歩合制を採用しており、成果を出せば出すほど報酬が上がります。さらに、実力のあるカーディーラーは、その働きが評価され、昇給や昇進に繋がることもあります。

このように、カーディーラーの仕事は、努力次第で成果を出すことができるため、完全に実力主義です。成果が営業成績や報酬金額として目に見えるため、やりがいを感じやすいといえるでしょう。

お客様との信頼関係を築けたとき

カーディーラーの醍醐味は、お客様と信頼関係を築くことができる点です。

車の購入は多くの場合、お客様にとって一生に何度とない大きな買い物です。営業担当の接し方や人柄も判断の基準になるため、担当したお客様が購入してくれれば、自分自身が認められた気がします。

ただ売り込むだけでは誰も購入してくれません。お客様の気持ちに寄り添い、車選びに当たっての不安や困りごとを親身に聞くことや、お客様の気持ちを前向きにするために、雑談などを交えることで、信頼してもらうことが最も大切です。

お客様に信頼されてはじめて、車の購入に繋がるのです。

カーディーラーで働くには?求人の探し方

カーディーラーの仕事を探すには、求人サイトやハローワークを利用して応募するという方法が一般的です。しかし、求人票からだけでは職場の雰囲気や具体的な仕事内容を把握することはできません。

転職支援の専門家のサポートをうけることで、希望にマッチする仕事を見つけやすくなります。

自動車業界に特化した転職エージェントを利用

転職支援サービスの中には、自動車業界に特化した転職エージェントがあります。業界に詳しいキャリアコンサルタントが多数在籍しており、相談者の希望を親身に聞いて、希望に合った仕事を紹介してくれます。

転職エージェントは業界の内部事情にも精通しています。そのため、実際に女性が活躍する職場や、女性が働きやすい環境作りに力を入れる職場を探すことができます。

また、抱える案件の中から「女性にぜひ応募してもらいたいと」考えているカーディーラーを提案することもできます。

自動車業界専門の転職エージェントクルマヤドットネットなら、女性も応募ができる案件を取り揃えています。「カーディーラーに興味がある」と思われたら、気軽にご相談ください。

まとめ

カーディーラーの仕事は、男性が多い仕事です。しかし、女性目線で提案できる女性カーディーラーの重要性は、ますます高まっています。

多くの魅力を兼ね備えたカーディーラーの仕事。性別に関係のない実力主義の世界だからこそ、女性も参入しやすい業界と仕事です。