目次
輸入車の営業の仕事内容と1日の流れ
ではまず、輸入車の営業はどんな仕事をしているのか、ある営業スタッフの1日の流れも見ていきましょう。
基本的には国産車の営業と同じ
輸入車の営業は、基本的には国産車の営業とほぼ同じで、ショールームに来店されるお客様の接客が主な仕事となります。
輸入車のショールームに訪れるお客様は、「とにかくそのブランドが好きだ」とおっしゃる方がほとんどで、特に新型車種が発売されると、大変興味を持って見に来られる方が多く、接客にもやりがいを感じられます。新装備を搭載した新しい車をご紹介することで、お客様との距離がグッと近くなることを実感できるでしょう。
営業の仕事は主に、来店型営業と外回り型営業の2通りがあります。来店型営業は、お客様の来店をショールームで待つタイプの営業です。一方の外回り型営業は、お客様宅に訪問して新車のセールスをおこないます。しかし、輸入車の営業は国産車の営業とは異なり、外回り型営業がないため、そのほとんどの時間をショールームで過ごすことになります。
新車の発売に合わせて、土日はショールームでイベントを催すことが多く、来店客が多くなりますので、営業は忙しい週末を過ごすことになります。また、試乗を希望されるお客様は、ただ見に来られただけのお客様よりは購買意欲がはるかに高いため、試乗後は車についての詳細な説明や、お客様ご自身の話をお聞きしながら商談をすすめていきます。
他にも、平日はお客様が今乗っておられる車の修理や車検の予約、電話での誘致活動なども行います。接客スキルでお客様との信頼関係が生み、将来、車の買い替えを検討される場合には、「あなたから購入したい」と言ってもらえることが増えてくる可能性もあります。
新車を購入していただいたときには、納車を行うのも営業の仕事のひとつです。また日中、仕事などで外出している個人のお客様宅に納車は夜になる場合が多くあります。
1日の流れ(一例)
ではここからは、一例として、ある営業スタッフの1日の流れを見ていきましょう。基本的には各ショールームの営業時間に合わせて業務をこなしていくことになります。
9:00出社
メールチェック、来店顧客のスケジュール確認、開店準備
お客様からのメールや昨日の電話の内容などから来店スケジュールを確認します。ショールームを整えるのも営業の大切な仕事のひとつです。
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10:00開店
接客、電話で誘致活動
来店されたお客様の対応、接客を行いながら、合間に電話にて車の調子を伺ったり、車検や点検、週末のイベントのご案内をしたりして、定期的にフォローを実施します。
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12:00休憩
ショールームで働く仲間と交代でお昼をいただきます。
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13:00引き渡し予定の車両と書類のチェック
本日納車予定の車両を準備し、お客様にお渡しする書類をチェックしておきます。ショールームに来られた方の接客もこなしながら、次のアポにつなげられるようにします。
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17:00デスクワーク
接客の合間に、次の営業展開につなげるために見積書など作成しておきます。納車はお客様のご都合に合わせて行うことが多く、今日の納車はショールームの閉店後になりそうです。
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19:00ショールーム閉店
ショールームを閉店するための作業を行い、同僚たちは帰社します。今日は納車があるため、この後お客様宅へ納車に伺います。
輸入車営業の年収はどのくらい?
輸入車営業の気になる年収はどのくらいなのでしょうか。
輸入車営業の年収
輸入車の営業の平均年収は、約400~500万円と平均的な金額となっています。マネージャークラスになると、年収約1,000万円~ほどとなる場合もあります。車が売れればそれだけ年収がアップしていくでしょう。
営業という仕事はどの業界でもそうですが、「基本給」にプラス「歩合給」となります。自身の努力によって売れれば上がり、売れなければ下がるという浮き沈みの激しい世界です。輸入車もそれは同じですので、他の営業スタッフより「いかに多く売るか」が年収アップのポイントとなります。
輸入車営業に必要な資格はあるの?
では次に、輸入車営業に必要な資格があるのかを見ていきましょう。
特に必要資格はない
輸入車の営業をするにあたって、特に必要となる資格やスキルを求められることはありません。ただし、車に関する仕事ですので、自動車の運転免許証は事前に取得していることが必須となります。というのも、お客様の車を引き取りに行く際には、車の運転をすることが多いためです。
また、自動車運転免許証は「AT限定」を取得している人もいます。けれども、スポーティなモデルなど、車種によってはマニュアル(MT)車も販売されたり、引き取りに行ったお客様の車がマニュアル車だったりすることもありますので、乗れるようにしておくほうが望ましいでしょう。
さらに、車の販売に必要な自動車の知識は、入社後に社内研修を受けられます。そのブランドの歴史や知識が深まると、よりブランドを理解することができるでしょう。
持っておくと有利な資格と経験は?
自動車には自賠責保険や任意保険などの損害保険の加入が必要です。そのため、車を購入してくださったお客様に損害保険の加入を勧めることがあります。損害保険を販売するには「損害保険募集人資格」という資格が必要です。資格の取得は必須ではありませんが、入社後に資格を取得するよう促されることがあります。
また、輸入車ディーラーであっても、来店されるお客様のほとんどは日本人です。英語が話せなくても採用されますが、やはり英語が話せる方が有利なケースが多いようです。さらに、営業の仕事が全くの未経験よりも、営業経験があると有利になる場合があります。
輸入車営業を行う際のポイント
輸入車営業を行う際のポイントについていくつかご紹介します。
お客様のニーズに寄り添う
ショールームに来られるお客様のライフスタイルは多様化しています。「家族が多いため広い車内スペースが欲しい人」、「スポーツモデルしか乗らない人」、「安全性能にこだわる人」など、お客様の数だけ異なるニーズがあり、営業はそのニーズや気持ちに寄り添うことがとても大切なのです。
営業は、「安全性能にこだわる人」、「燃費を気にする人」など、それぞれのお客様が必要とする情報を提供することが非常に重要です。事故を経験した人なら、なおさら安全性能にこだわりが強くなるものですが、そのお客様に燃費の話をいくらしたところで、お客様の心にはまったく響きません。お客様が何にこだわっておられるのかを、汲み取る力が営業には求められています。
また、長くお付き合いのあるお客様を大切にすること、信頼関係を築いておくことも営業を行ううえで重要なポイントです。車を買い換えようと考えるお客様は、まずは「普段良くしてくれるあの営業さんから」と考えるものです。その第一候補に選ばれるよう、日頃からコミュニケーションを図っておく努力も必要となるでしょう。
さらに、ショールームへ見学に来られたお客様には、その日のうちにフォローの連絡を入れるようにしましょう。本気で車の購入を考えているお客様は、見学後に購入する車についてご家族の間で話し合いを続けていることが多く、その話し合いの中で家族間の車に対する価値観が変わっていきます。たとえば、燃費にこだわっていたはずなのに、翌日には少々高くても安全性能が優れている車が良いというように、求めるものが変化しているのです。営業はその日のうちにフォローすることで、お客様のニーズを再確認することができるのです。
輸入車営業の求人を探すならどこがおすすめ?
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まとめ
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